夏の尾瀬縦断【2】 お花編 [尾瀬]
2022年7月23日~24日撮影
この時期は林床の花は少なくなりますが湿原はまだまだ花盛りで次から次へといろんな花が咲き出します。特に夏はラン類がいろいろ咲くので蘭好きにはたまらない季節です。キスゲもピークを過ぎてキンコウカの黄色が目立ちます。8月に入ると紫系の花が増えてきますがそれらはまだまだ蕾でした。樹上の蘭や超レアな植物の蕾も確認できたので8月にはもう一度訪れたいです。
【機材: SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】
↓↓ キンコウカ
↓↓ ニッコウキスゲ、そろそろ終盤ですね。
↓↓ オトギリソウ
↓↓ オタカラコウ
↓↓ タマガワホトトギス
↓↓ オオウバユリ
↓↓ ノアザミ 今年は少ない感じ
↓↓ ジョウシュウオニアザミ 少し標高の高いところに咲いています。アヤメ平方面や至仏山、燧ヶ岳、沼山峠、三平峠など。
↓↓ コオニユリ
↓↓ クロバナロウゲ 中田代の竜宮付近に咲いてますが、尾瀬ではココ以外ほとんど見ることが無いです。
↓↓ ハクサンシャクナゲ
↓↓ ミズチドリ。別名ジャコウチドリと言うそうで香りがするそうです。今回は確かめてみましたが新鮮な花ほど僅かな香りがします。
↓↓ オオヤマサギソウ ぱっと見、白っぽい花が咲いてます。
↓↓ コバノトンボソウ 花の後ろに伸びる距が上方に反り返るのが見分けのポイント。
↓↓ ホソバノキソチドリ コバノトンボソウと違い距が下方に下がります。
↓↓ キソチドリ こちらは湿原で無く山林下や縁に咲いています。
↓↓ コアニチドリ 淡いピンク色で小さな花です。
↓↓ サワラン
↓↓ カキラン
↓↓ ミヤマフタバラン
夏の尾瀬縦断【1】 風景編 [尾瀬]
2022年7月23日~24日撮影。
今月二度目となる尾瀬に行って来ました。天気が微妙で迷いましたが強行したのですが初日は予報より悪くなってしまいました。夜行バスを利用して早朝に大清水から入山でした。それまで晴れていたのに三平下に着くころには本降りに、その後も小雨が降り続けてしまいました。それでも、大江湿原のニッコウキスゲが予想以上に咲いていたので嬉しかったです。白砂峠から尾瀬ヶ原へ移動。見晴らしでテント泊です。尾瀬ヶ原ではキンコウカが見頃でした。夜はホタルを見てから予想外の満天の星空に感激。透明度が良くて素晴らしかったです。
2日目は朝方雲が低く垂れ込めて2000m以上は雲の中で迷いましたが、一か八かでアヤメ平へ、稜線に出るころにはすっきりガスも切れてくれました。アヤメ平ではキンコウカの大群生がまさに黄色い絨毯となってました。おもわず声が出るほどです。キンコウカ平といっても過言ではないですね。是非名称の改名をお願いしたいです。
横田代もキンコウカが咲いてますが普通って感じでした。その後は鳩待峠へ下山しました。
【機材: SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD/11-20mm F/2.8 DiⅢ-A RXD 】
↓↓ 三平峠から下ってきたところの展望ポイントからの大江湿原
↓↓ 元長蔵からのいつもの風景。小雨が降っていてけむってます。 真夏の時期だというのに湿原の緑が新鮮ですね。6月の猛暑のあとは気温が低めだったのが原因のようです。
↓↓ 大江湿原のお墓より奥に沢山のキスゲが咲いてました。ちょつと人が続々とくるので人待ちで時間か食ってしまいましたが、このあたりまでキスゲが回復してきているのが実感出来ますね。
↓↓ 三本カラマツ方面
↓↓ カラマツの手前の湿原も復活すれば昔のように黄色い絨毯になりますね。
↓↓ 雨に濡れて瑞々しいキスゲです。
↓↓ 雨に煙る尾瀬沼
↓↓ 尾瀬ヶ原に来ると天気もほぼ回復ですが、至仏山には布団が被ったように終日こんな感じでした。
↓↓ 尾瀬ヶ原はあちこちでキンコウカが見ごろでした。
↓↓ 夕方、燧ヶ岳側は晴れてました。
↓↓ 夜は竜宮付近でホタルを観賞しました。けっこう沢山飛んでましたがなかなかうまく映りません。ヘイケボタルは光が弱いので難しいです。
↓↓ 見晴らしへ変えると満天の星空が広がって来ましてしかもすこぶる好条件の空です。天の川がはっきりと濃く映るほどでした。 こちらは南の天の川です。濃淡がはっきり出てますね。
↓↓ 燧ヶ岳の上空に伸びる天の川。燧ヶ岳山頂左上にはアンドロメダ銀河が映ってます。
↓↓ 天空には夏の大三角のある天の川が見えていました。
↓↓ 翌日、朝焼けも無かったですが天気は回復傾向です。
↓↓ キンコウカの尾瀬ヶ原
↓↓ そして、アヤメ平に着くとキンコウカの絨毯が広がっていて「おおおお」と声を出してしまいました。こんなに咲いてるのは初めて見ました。
↓↓ こちらも青空が広がり素晴らしいですね~
↓↓ 黄色い絨毯と燧ヶ岳
↓↓ こちらも凄い密度で咲いてます。
↓↓ 至仏山側は雲が湧いていたのでほとんど撮ってませんが、池塘のある付近もキンコウカが沢山咲いてました。見頃にはあと数日と言った感じでした。
↓↓ アヤメ平へ続く天空への道。 親子連れがいい雰囲気を出してますね。
次回は、お花たちです。
初夏の尾瀬ヶ原・至仏山【空撮編】 [尾瀬]
2022年7月2~3日撮影
前回の尾瀬からあっというまに2週間たってしまいました。あのときはキスゲはポツポツだったのになんともう尾瀬ヶ原も尾瀬沼も見頃を迎えているそうで花の移ろいが早すぎますね。むかしより絶対数が少ないので見頃はほんの数日ですから今年も良い時期は見れないようです。
さて、7月上旬の尾瀬の写真4回目は空撮です。至仏山でも少し飛ばしましたが稜線の空撮は意外と難しいというか微妙、特にこの至仏山はなだらかすぎるので空撮には不向きな気がします(^^;) やはり尾瀬ヶ原や尾瀬沼が飛ばしていて面白いですね。池塘などもあるので変化があります。今回は朝霧が出たので動きのある絵も撮れました。
【機材: ドローン DJI NAVIC AiR2】
※国交省の全国一年間飛行許可取得。機体登録済。東京パワーテクノロジーへの飛行許可など関係各所への連絡済み。
↓↓ 至仏山の山頂から小至仏山方向の稜線です。
↓↓ 夕方の上田代。夕焼雲が池塘に映って綺麗でした。綺麗なところを探しながら移動できるのもドローンの強みですね。それにしてもブヨが寄ってきて操作が辛かったです・・・
↓↓ 翌朝はいい感じの霧が出てそこに朝焼け色になり綺麗でした。地上からは霧で空が判りにくかったですが霧の雲海を抜けると朝焼けが広がってました。
↓↓ 上田代から中田代への霧の流れが良くわかります。
↓↓ この日は天気が下り坂の予報でこういうときは白虹は出ないと言われてましたが中田代までやってくると出ました。霧に厚みが無いので上下が切れてますが上空からでも撮影成功。地上からは虹は半分しか見えませんが空撮すると円になります。ただ七色の虹は大きすぎるので上空からでも半分しか見れないようです。
↓↓ 霧の雲海の下に見える池塘が良い感じです。
↓↓ 竜宮十字路からヨッピ橋にかけての通りはヤマドリゼンマイが群生しています。この時期は緑が綺麗です。地上からはほとんど見えませんが結構たくさん池塘があります。
↓↓ こちらはもう少し龍宮小屋(右上)よりのところですが細かい池塘が無数にあります。
初夏の尾瀬ヶ原・至仏山 【尾瀬ヶ原のお花たち】 [尾瀬]
2022年7月2日~3日撮影
さて至仏山の花に続いては尾瀬ヶ原や登山道で見かけた花たちです。至仏山よりも沢山咲いてますので片っ端から撮影してしまいました(^_^;) とはいえ全部アップすると大変なので選別しましたがそれでも多めです。この時期の尾瀬はいろいろ咲くので花好きにはたまらない季節ですね。しかし炎天下だったので白や黄色の花は撮影しずらくて困ります。
【機材: SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】
↓↓ レンゲツツジとワタスゲ。梅雨時の尾瀬の風景ですね。でも異常に早く梅雨明けして猛暑でした・・・
↓↓ カキツバタが見ごろでした。傾いた太陽の透過光で撮影。
↓↓ ヒオウギアヤメ。下の大堀川には大群生地があります。
↓↓ ウラジロヨウラク。朝露に濡れてキラキラしてました。 ガクが長いのをガクウラジロヨウラクと呼び尾瀬では多いのですが中間的なものも多く判断に迷います。この個体も微妙です。
↓↓ トキソウ 初夏から夏は湿原のランの種類が増えます。先陣を切るのがトキソウですね。
↓↓ ハクサンチドリ、通常は丸の中のような紅紫色ですがピンク色の薄いものも多いです。
↓↓ コケイラン
↓↓ 樹上に生育しているフガクスズムシソウ。 あちこち探索して各所で見つけましたがどこも双眼鏡がないとまともに見れないような場所ばかりですかこの個体は木道からも近くて撮影しやすいです。といっても300mm以上の望遠は必須です。
↓↓ オオバタチツボスミレ。 通常はもう少し色が濃いですがこの個体は薄かったです。
↓↓ ニッコウキスゲ。まだまだポツポツでしたが、1週間後には見ごろになったそうです・・・
↓↓ オゼコウホネ とまっているのはルリイトトンボ。
↓↓ ハナニガナ。 白花もあります。
↓↓ コタヌキモ
↓↓ ヤナギトラノオ
↓↓ ゴゼンタチバナ
↓↓ ツマトリソウ
↓↓ ミヤマカラマツ 山林下に多いです。
↓↓ カラマツソウ こちらは湿原や拠水林に多いです。 他にモミジカラマツも尾瀬では見られます。
↓↓ ツルコケモモ
↓↓ ギンリョウソウ
↓↓ タチカメバソウ
↓↓ サギスゲ。今年はあちこちで群生になってました。ワタスゲに比べて果穂がほうき状になってます。
↓↓ そして、ワタスゲ。朝露に濡れてキラキラしてました。梅雨の時期の代表ですね。今年は晴れが続いたせいでフワフワでした。
次回は空撮編です。
初夏の尾瀬ヶ原・至仏山 【至仏山の花たち】 [尾瀬]
2022年7月2日撮影
さて、2回目はお花編ですが、例年花の種類が増える時期で尾瀬ヶ原だけでもかなりの種類です。今回は至仏山も歩いたので見つけた花を片っ端から撮影していたら倍増してしまいました(^_^;)まあ全部掲載する必要はないのですが出来るだけいろんなお花が見たいというリクエストも一部あるので多めに掲載したいと思います。ということで多いので今回は至仏山で見かけた花をまとめてみました。これでも全部ではありません。ほんとに至仏山は花の百名山にふさわしい山ですね。
【機材: SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】
↓↓ オオカメノキと燧ケ岳
↓↓ シナノキンバイ
↓↓ イワキンバイ
↓↓ ジョウエツキバナノコマノツメ ちょっと見ごろを過ぎたものばかりでした。
↓↓ ホソバヒナウスユキソウ 日照りが続いたせいか新鮮さがないですね・・・あと小ぶりのものばかりでした。
↓↓ オゼソウ 昨年よりは少ない感じですがどれも新鮮です。
↓↓チングルマも見ごろでした。
↓↓ ハクサンイチゲ。今年は少ない感じ。
↓↓ ミツバオウレン。 稜線までの登山道沿いに良く咲いてます。
↓↓ コシジオウレン。 こちらは稜線の遅くまで雪が残るような場所に多く咲いています。茎が赤いのが特徴的です。
↓↓ クモイイカリソウ
↓↓ コケモモ
↓↓ チシマアマナ。 絶滅危惧種でもあり至仏山でも個体数は少ないです、また6月に咲く花なので7月の山開きに咲き残ってるのは極わずかです。
↓↓ チシマウスバスミレ こちらも絶滅危惧種ですね。尾瀬沼や尾瀬ヶ原など湿原で見られますが至仏山では登山道わきの湿地に自生しています。
↓↓ タカネバラ
↓↓ ユキワリソウ ハクサンコザクラより小さめで花も薄いですが可愛い花です。
↓↓ ハクサンコザクラ。 ことしはあたり年なのか多いのですが群生は遠いところばかりでした。近くのものは痛んでいたりしたのでクローズアップが撮れなかったのは残念です。
↓↓ タカネシオガマ
↓↓ ヨツバシオガマ
↓↓ ベニサラドウダン
↓↓ ジョウシュウアズマギク。 小至仏山の方は少ないですが東面登山道の上部には群生しています。
↓↓ イワカガミ。
↓↓ イワウチワ。 とくべつレアではないのですが至仏山では珍しいです。これも6月に咲く花なので7月に咲いてるのはごくまれです。
次回は、尾瀬ヶ原のお花編です。
初夏の尾瀬ヶ原・至仏山 【風景編】 [尾瀬]
2022年7月2日~3日撮影
5月下旬以来の尾瀬に行ってきました。おりからの猛暑のさなかでして初日に上った小至仏山までが暑くて暑くて大変でした。それでも沢山のお花が咲いていて癒されました。尾瀬ヶ原の方もワタスゲが見ごろであちこちでフワフワになり風に揺れてました。カキツバタやトキソウなどなど花々も多く花好きには楽しい季節です。
夜は満天の星空も広がりました。翌朝には霧が出て尾瀬らしい風景が広がり下り坂の予報だと出ないと言われている白虹が薄いですが出たのはラッキーでした。
大量に撮りました中から選んで数回に分けてアップしたいと思います。まずは風景編です。
【機材: SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD/11-20mm F/2.8 DiⅢ-A RXD
】
↓↓ 至仏山の稜線には一部で残雪がありました。
↓↓ 小至仏山から至仏山への稜線
↓↓ 夕方、夕陽が照る上田代。
↓↓ 焼け雲が映る池塘にオゼコウホネが咲いてました。
↓↓ 焼ける夏雲。遠くではゴロゴロと雷が鳴っていました。
↓↓ 夜は満天の星空が未明まで広がってました。 こちらは南側の天の川でさそり座やいて座が見えます。
↓↓ 燧ケ岳の上空に横たわる天の川。夏の大三角形が見えています。
↓↓ 翌朝は程よい朝焼けでした。この時期は燧ケ岳から太陽が昇るので日の出が遅くなります。
↓↓ 霧の中にワタスゲ群落
↓↓ 白虹です。薄いですが見ることができました。
↓↓ 朝日照るヤマドリゼンマイ
↓↓ 池塘とワタスゲ
↓↓ 竜宮十字路からヨッピ方面
↓↓ ヨシッポリ田代のワタスゲが良い感じでした。
↓↓ フワフワのワタスゲと至仏山
↓↓ レンゲツツジとワタスゲの組み合わせが最高です。
次回は動植物編です。