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金星木星の接近 [天体写真・電子観望]

2023年3月3日撮影

 3月2日の金星と木星の大接近は予想外の悪天候てダメでしたが今日は翌日はすっきり晴れていたので撮影してみました。昨日より随分離れてはいますが超望遠レンズでもまだ同一視野に入りますので見応ある状況です。

 露出を加えると木星の衛星もしっかり映りました。左下が木星で衛星が映ってますね。4つ見えます。

 ネットで3月3日の並びを調べると木星とくっついて見えるのが「イオ」でそのあと外側へ順番に「エウロパ」、「ガニメデ」、「カリスト」 となります。右上が金星です。 露出を上げれば木星の縞と満ち欠けしている金星が見えるとは思いますが、ガイド撮影してる時間が無かったので諦めました。
 
【機材: Nikon D500/SIGMA 150-600mmF5-6.3 DG OS HSM/1.4倍テレコン 露出1/4秒 iso1600】
 
↓↓ 超望遠レンズで捉えた金星(右上)と木星(左下)の接近。超望遠レンズで適正な露出だと木星の衛星も映ります。このときは4つ見えていました。 動きが早いので1時間もすると随分かわってしまいます。
木星と金星.jpg
↓↓ 木星の衛星の状態を拡大してみました。
木星の衛星.jpg

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木星とオリオン大星雲 【電子観望】 [天体写真・電子観望]

 電子観望を始めてまだまだ修行中ですが、酷い光害地ではなかなか思うようには撮れませんね。とはいえまだまだ寒いので長時間外に出るのはちょっと億劫です。あとノートパソコンのバッテリーの減りが予想以上に速くて対策が必要です。

 ベランダからでもよく見えるのがオリオン座のM42ですこれは双眼鏡でもはっきりわかるくらい明るいので電子観望にはもってこいですね。ただし光害地なので赤色成分が思うように出てくれません、同じような赤い星雲の馬頭星雲やバラ星雲もまったくダメでした。

【主な機材: SkyWotcher MAK90 AZ-GTi / ZWO ASI585MC】

 

↓↓ オリオン座にあるM42(オリオン大星雲)です。 最初にやったときよりまあまあピンも来ててかなり良くなりましたが赤色成分があまり出ていません。この画像もあとで調整しています。それでも星雲の奥行き感やモヤモヤした構造と言うかそのあたりは結構出てますね。【0.5×レデューサ CBPフィルター使用。】

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2023年2月22日撮影。 夕方には金星と細い月が接近して夕空に綺麗でした。こちらはカメラレンズでの撮影です。 【Nikon D500/sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM/17-70mmF2.8-4 DC MACRO HSM [C]】

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↓↓ 上の方には木星が輝いてます。

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2023年2月23日撮影。

 惑星や月も撮影したいので焦点距離の長い望遠鏡も今回購入したのですが、惑星観望はどちらかと言うと気流が安定している春から秋が良いとされてます。冬はキラキラして星は綺麗ですが空気がゆらゆらしている証拠なので超倍率で見ることになる惑星には不向きです。とはいえ電子観望でも見れるのでチャレンジしてみました。幸い夕方の時間帯ならベランダからも見えてるのですが、バローレンズもつかったりしたので倍率が高くて導入が大変でした。低空で予想以上に大気の揺らぎが酷かったですがなんとか大きな縞は2本くらい見ることが出来ました。


↓↓ ノートリミングの木星です。 2倍バローレンズとセンサーの倍率で約7500mmもの焦点距離になりますがこのくらいにしかなりません。かといって倍率上げても90mm程度の口径では分解性能に限界があるのでさらに大きな望遠鏡が必要です。

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↓↓ 上の写真を等倍くらいにトリミングしてみました。 縞が縦になってるのはセンサーの上が天頂を向いてるからです。 

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↓↓ 細い月も撮影してみましたが、いやはや倍率が高すぎです。しかも低空で大気の揺らぎが酷くてスッキリしませんね。高い高度にあるときにまた撮影したいと思います。

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35年ぶりの望遠鏡は電子観望システム [天体写真・電子観望]

 星に本格的に興味を持ったのが中学生の頃です。高校生のころにやっと本格的な望遠鏡を購入して撮影したりしてましたが、二十歳で東京に出てからは光害でほぼ諦めてました、それでも細々とカメラレンズで撮影したりしてましたが昨今電子観望なるものが主流になり光害地でもデジタル撮影してスタック処理することで星雲星団などが撮影出来ちゃうようになりまして興味はあったのですが、そろえるとそこそこの出費となるので静観してましたが、むくむくと火がついて一気にそろえることになりました。実に35年ぶりくらいの本格的な一式購入です。

 電子観望と同時にいまの主流は自動で天体を導入するシステムですのでそれが出来る経緯台と、惑星や遠い天体の撮影用に長焦点の望遠鏡、電子観望の要である天体用カメラ、そのたもろもろ備品・・・なんやかんだで一気に10万以上という出費です・・・ 


【まずは望遠鏡と架台】

スカイウォッチャー社

鏡筒 MAK90  D90mm f1250mm F13.9  マクストフカセグレン式

架台 AZ-GTi  経緯台 天体自動導入機能付き。 

三脚 昔買った大型カメラも載せられるカメラ三脚を使用。


口径90mmで焦点距離が1250mmと長いですがマクストフカセグレン式なので非常にコンパクトです。架台のAZ-GTiは天文ファンの間でも人気のもので、経緯台でとてもコンパクトですが5キロまでは荷重可能。メシエやNGC天体、惑星、月太陽彗星も自動導入して追尾できます。 操作は専用のアプリでスマホやタブレットなどから可能で、いくつかやってみましたが感動ものです。極軸も北極星が見えなくても明るい恒星を1つか複数導入してアライメントすることで北極星の位置を割り出してそれを基準に計算して導入するというシステムです。


↓↓ 望遠鏡のセット状態。

AZ-GTi-1a.jpg

↓↓ マクストフカセグレン式は屈折と反射望遠鏡を合わせたような構造です。内部は密閉式なので長めに外気温に慣らす必要があるようです。

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↓↓ ベランダからでも電子観望可能です。ただしうちのベランダからの空の視界はとても狭いのでテスト撮影程度でしか使えませんが温かい部屋の中で観望できます。

AZ-GTi-2a.jpg


そして、肝心かなめの天体用カメラです。こいつがセンサーの大きさによっていろいろ種類がありまして一番悩みました。デジカメ同様に小さいセンサーだと倍率が高くなるので惑星や小さな天体には良いのですが人気のある大きめの星雲には不向きです。フォーサーズやフルサイズもあるけど高すぎます。なので天文ショップにも意見を聞いたりして1/1.2センサーを選びました。35mm換算だと約3倍になります。


【天体用カメラ】

・ZWO ASI585MC 1/1.2CMOSセンサー 4K センサーはソニー製です。2022年7月発売の最新型。


↓↓ 購入したASI585MC。

AZ-GTi-4a.jpg

↓↓ センサーが見えます。形はあれですがミラーレスカメラですね。露出などの制御はソフトで全て行います。

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↓↓ 望遠鏡に取り付けるとこんな感じです。直焦点撮影と同じ方法ですね。USB3.0ケーブルでデスクトップやノートに繋いでスタック処理できる専用のソフトで表示させます。

AZ-GTi-6s.jpg


 電子観望、スタック処理をするソフトはもはや基本形となっているSharpCapを使ってます。ほかのソフトもあるのですがちょっと問題ありで起動してくれませんでした。まあとりあえずこのソフトがあれば問題なしです。ととはいえSharpCapも高機能ですしまだまだシステム全体を使い慣れてないので手探り状態です。


↓↓ ノートPCのSharpCapの画面。極軸アライメント用に導入した、こいぬ座のプロキオンです。画面の真ん中に導入して設定すれば追尾を始めます。中心線の表示も可能です。ピントも画面を見ながら調整しますがタイムラグがあるので慣れが必要です。

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↓↓ 前後しますが、架台のAZ-GTiを制御する専用のアプリです。 最初にアライメントしてから各天体を導入しますので通常の極軸セッティング同様にここが肝です。

SYNScan.jpg

↓↓ ベランダからでも見えるオリオン座のM42(オリオン大星雲)を導入してライブ観望してみました。高倍率ですがレデューサを使ってるのでなんとか全体が入りました。ピントもなってないしホワイトバランスの調整が出来てないですが星雲自体は結構しっかり映りますね。SharpCapは無料版をつかってますが無料版ではホワイトバランスのRGBが調整出来ませんしオート調整も出来ないのでちょっと不便です。海外に支払うので気分的に不安があるのですよね・・・ 年2000円だそうです。 

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↓↓ 上の画面はセンサーが上下反対になっていたのでデータとして落とした画像をソフトで調整してみました。やはりピントが合ってないようです・・・ でも星雲の様子は予想以上に出てます。どの程度スタックすればよいのか分からないのですがYouTubeとか見ると数百枚は普通のようです。今回は4秒露出で75枚でした。

AZ-GTi-9a.jpg



まだまだ不慣れですのでしばらく修業が続くようですが、光害地でも楽しめるので電子観望は良いですね。

先にも書いたようにこの望遠鏡は焦点距離が長すぎるのでもっと短いのを調達しようと思ってます。そちらのほうが外に持ち出すにもコンパクトで良いです。



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ZTF彗星接近中 [天体写真・電子観望]

2023年1月21日未明撮影


地球に接近中のZTF彗星【ズイーティーエフ彗星】を撮影してみました。光害地なのでそのままだとよく映りませんのでコンポジットして画像調整したら少し尾が出てきました。環境の良いところで撮るとイオンテイルが長く伸びているそうです。2月2日に最接近しますのでそのころには尾がさらに大きく長く見えているかもしれません。

【機材: SONY α6600/PENTAX M200mmF4/ナノトラッカーで自動追尾】

【露出15秒 ISO800 15枚コンポジット 210秒】

 

↓↓ 画質は悪くなりますが少し尾が出ているのが分かります。暗いところで撮ってみたいです。

調整済みs.jpg

↓↓ こちらは西に傾いていたオリオン座のM42です。こちらもムリムリ処理したので荒れてますが星雲の模様が少し浮き出ました。

M42-2s.jpg


光害地でもこのような短時間撮影したものをスタック処理すれば明るい星雲ならそれなりの写真に出来るならもう少し本格的にやってみたい気がします。

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金星、水星の接近 [天体写真・電子観望]

2022年12月28日~29日撮影


 夕方の西空の低空に金星と水星が接近していたので2日連続で撮影してみました。水星は東方最大離角で1年に何回か起こる高度が高い状態で見やすくなっています。今後どんどんまた太陽に近づいてゆくので低空になり見づらくなってしまいます。


【機材: SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】

 

↓↓ 12月28日の金星と水星です。 画面左に明るい目の星が金星でそのすこし上に水星があります。

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↓↓ 12月29日の金星と水星。29日が最接近です。昨日より水星が右斜め上に移動しています。

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↓↓ 撮影は三鷹駅近くの跨線橋からです。冬場は夕映えの富士山が綺麗なところで人気です。

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少し明るい目の彗星が1月に近づいてきます。5等星の予想なので夜空の暗いところなら双眼鏡を使えば容易に見つけられそうな感じです。撮影出来たらまた掲載したいです。


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ふたご座流星群2022 [天体写真・電子観望]

2022年12月14日撮影

 12月14日から15日にかけてふたご座流星群のピークでした。今年は14日の22時頃に最大時間帯がくるということで平日ですが見るにはちょうどいい時間帯です、ただ22時過ぎには半月が昇ってくるので空が明るくなりますので20時から23時まで観望と撮影をしました。強い寒気が入っていたので厚着をしましたがやはり動かないと寒かったです。カメラ2台で挑みまして2800枚撮影。光害地なので白飛びしない露出は5~6秒ですから出来る限り空は時間を作らないためにはこのくらいの枚数にはなってしまいます。露出時間含めて7~8秒毎のインターバル撮影です。

 でも肝心の流星ですがかなり明るいのも沢山飛んでくれたので23枚ほどに映ってました。東京の光害地としてはとても良い結果です。火球めいたものも多くて肉眼でも楽しめました。肉眼で見たのも20個くらいですが映ってるのと合ってるのは数枚ですね。別方向を向いてるときに流れて映ったのが多いです。

 明るい目の流星をピックアップして掲載します。

 画像は大きいのでクリックすると拡大表示しますので星が見やすくなります。

【機材: SONY α6600/TAMRON 11-20mmf2.8  PENTAX K-5IIs/DA14mmF2.8】


↓↓ 一番最初に飛んだ火球めいた流星がオリオン座に出ました。マイナス4等星くらいはあったかもしれません、飛んだ後には流星痕が長い間漂っているのが肉眼でも見えました。

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↓↓ オリオン座付近を拡大。流星痕が残って時間とともに変化してます。

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↓↓ 連続的には飛びませんが明るい流星がポツポツと飛んでくれて楽しめました。

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↓↓ 明るく長い流星でしたが画面からはみ出してしまいました。今回、こういうのが多いです。

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↓↓ ここからはPENTAXのカメラで14mm(換算21mm)レンズです。やはりこのくらいの画角の方が流星が小さくなり過ぎずに良さそうです。 明るい星は木星です。

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↓↓ これも明るい長いですがはみ出てしまいました。

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↓↓ これも凄い明るいやつ、画面何とか入りきりました。こういうクラスがポンポン飛ぶと見ごたえあります。

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↓↓ 薄く見えるけど1等星くらいの流れ星です。

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↓↓ 観測風景。カメラ2台を別々の方向へ向けてます。風かあったので霜よけヒーターは無くても大丈夫でした。キャンプ用のいすは上方を眺めるにはとても便利でした。

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皆既月食 [天体写真・電子観望]

2022年11月8日撮影

 昨年以来の皆既月食で、しかも442年ぶりに皆既中に惑星が隠されるという現象が起きるのでニュースでも大々的に取り上げられてました。隠される惑星は天王星です。明るさは5.6等星なので肉眼では微妙でした望遠レンズや双眼鏡でははっきりと見えました。会社から帰宅して準備してあった機材を持ってちかくの広い公園に移動したのが部分食の始まる5分前と言う慌ただしさでしたが、快晴の天気にも恵まれて全行程しっかり見ることが出来ました。ただ、久しぶりに引っ張り出したD500の扱いにバタバタしたのもあり皆既中は露出が1/15設定でしたがシャッターブレを起こしてしまいましてダメダメです・・・ピントも甘かったようです。動画を少し撮ろうと持参していたα6600の方がブレなく撮れているのにはびっくりです・ピントの山もMFアシストのおかげで掴みやすいので星空にはミラーレスは有利だなと思いました。

【機材: Nikon D500/150-600mm F5-6.3 DG OS HSM+1.4倍テレコン/SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD/iPhone13mini】

 

↓↓ 欠け始めからしっかり撮ることが出来ました。明るいうちはシャッター速度が速いのでぶれてません。ピントも大丈夫でした。 月の写真はすべてノートリミングです。600mm+1.4倍テレコン+クロップ1.3倍です。

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↓↓ 半分欠けましたね。

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↓↓ いよいよ皆既です。直前には肉眼でもすこし赤くなってるのがわかります。

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↓↓ そして、皆既食のはじまりです。 ブレてるのを恥を忍んで掲載します。強めにシャープネスはかけてあります(^_^;)

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↓↓ 皆既食の最大の頃。全体的に暗くなってますね。 左下に天王星が見えています。

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↓↓ 皆既食中の周りの様子をスマホで撮影しました。iPhone13ではナイト撮影モードで数秒のうちに何枚も撮影して瞬時に合成してくれるようで手持ちでも出来るだけ動かないように持ってればこんなに綺麗に撮れます。便利ですね。

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↓↓ 皆既中に空が暗くなったので木星をSONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDを使いデジタルズーム最大で撮ってみました。衛星が4つ映ってます。

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↓↓ そして皆既食の終わる直前に天王星が月に隠されました。 残念ながら出てくるところは明るくて見逃してしまいましたが、非常に珍しい現象をリアルタイムで見れたのは良かったです。動画もあるので編集してあっぷしたいです。ちなみにこの写真はα6600の動画からのキャプチャです。

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↓↓ そして皆既も終わりゆっくりと元の満月に戻ってゆきました。近くで撮影していたおじさんは皆既が終わったら帰ってゆきましたが、私は最後まで撮影しました。

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↓↓ 月食終了です。厳密にはまだ半影食が残っているので僅かに薄暗くなってます。

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次回の皆既月食は2025年9月8日です。

ちなみに皆既食中にいづれかの惑星が隠されるのはなんと2235年先になります(^_^;)この時は火星だそうです。




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惑星大集合 [天体写真・電子観望]

2022年6月25日撮影。


 惑星大集合ウィーク。現在、明け方の東の空に太陽系の惑星が大集合しています。こんなことは滅多にないので撮影したかったのですがなかなかすっきり晴れなくて25日にやっとチャンスがきたので撮影しました。午前3時過ぎということもあり夜からずーと起きて、撮影後は寝ましたが眠いです。
 近場では武蔵野中央公園が一番開けているのですが水星だけがちょっとわからずした、建物か木々に隠れているかもと思いますがもしかしたら薄明の中にあったかもしれません。双眼鏡でないと分からないかもです。
土星から金星まで換算約16㎜でも入らないので分割して撮影です。
【機材: SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】
↓↓ 月から土星までを換算16mmで撮影。この時左の建物に金星が隠れていたようです。
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↓↓ 換算21mmで金星から木星までを撮影。 水星は建物の後ろか木々の後ろかな?
惑星大集合2.jpg
翌日には三日月と金星、すばるが接近しましたが雲で見えずでした・・・。

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しぶんぎ座流星群 [天体写真・電子観望]

2022年1月4日撮影。

 1月4日の早朝は、しぶんぎ座流星群の極大時間帯になります。この流星群は極大時間の前後数時間に集中して飛ぶという特徴がありまして、今回は4日午前6時ころと予想されてましたので午前2時くらいから6時まで自宅近くの公園で撮影をしました。光害地と言うこともありますが昨年末のふたご座でもかなりの数を見たので期待したのですが、さっぱり飛ばず見てる範囲では僅かに5個だけでした。カメラ2台で撮影して合計2600枚も撮りましたが写っていたのはなんと1枚だけという散々な結果です。まあ飛ばないのですから写るチャンスがないですね。寒い中を耐えたのにトホホホです。

 そんなわけで貴重な1枚ですが寂しいので流星以外の数枚アップします。

【機材1:SONY α6600/PENTAX DA14㎜F2.8/PENTAX M200㎜F4 1枚目2枚目4枚目】

【機材2:Nikon D500/SIGMA 17-70mmF2.8-4 DC MACRO【C】】

↓↓ 北斗七星としぶんぎ座流星群。流星が小さいのでトリミングした写真です。流星の左下の星は北極星です。露出は6秒 ISO800

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↓↓ 北天の日周運動。 露出6秒を150枚、比較明合成したものです。

北天3a.jpg

↓↓ 西天の日周運動。 沈み行く冬の星座たちです。左下にオリオン座が見えます。こちらは100枚を比較明合成したものです。

西天100枚a.jpg

↓↓ オリオン座にあるオリオン大星雲(M42)です。明るい散光星雲なので光害地でも双眼鏡ならぼんやりしているのがわかります。露出6秒を16枚、加算平均合成して必要な調整をすると綺麗に模様や形状が浮かび上がりました。ちょっとノイズが多いのが気になりますがカメラ側に問題があるようです。

M42馬頭星雲B-1s.jpg


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2022年元日 [天体写真・電子観望]

2022年1月1日撮影

 あけましておめでとうございます。今年もblogを宜しくお願いします。

 1月1日は景信山からの初日の出も考えましたが大寒波襲来で山頂は風も強く極寒だろうととうことで自重しました。ただこの日は細い三日月と火星が大接近すると言うことで仮眠してから自宅近くでちょっと撮影しました。その後は日の出まで待たないでまた寝ました(^^;) 2日はヤマセミ撮影に準備したのですが起きれず、完全に寝正月モードです。

 ということで元日に映したのが今年のファーストショットとなりました。

【機材:SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】

↓↓ 薄明間近の東の空低空に輝く月齢28の細い月とその上に火星。少し離れた右にはさそり座のアンタレス。

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↓↓ 望遠で拡大。

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↓↓ デジタルズームで月を拡大撮影。低空で大気の揺らぎが強くて鮮明には写りませんでした。

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