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DJI CrystalSky5.5 [ドローン・空撮]

 これまでドローン撮影時のモニタには、iPad mini2を主に使ってきました、画面が程よく大きくて文字なども大きく見やすかったのですが、いくつか弱点がありました、一つは低温環境で使うとバッテリーが見た目上で減ってしまい1回飛ばすたびに保温しなおす必要がありました。先日のアヤメ平ではあまりにもの寒さに急激に減ってブラックアウトでちょっと焦りました。これは暑すぎても起きます。この問題はiPad全体で起きます。

 もう一つは太陽ギラギラの下では画面が暗くなり見ずらいので基本的に昼間はフードを付けますがこれでも場合によっては非常にみずらくなります。 どちらの問題も安全上問題なのですが、とくに低温問題は難題で多くのオペレーターが肝を冷やす問題です。iPhoneでも画面が大きくなるほどこの問題は起きやすくなります。

 解決策としてはDJIが発売しているCrystalSkyという専用モニターを使うしかありません。業務関係では結構使われてるのですがけっこう高くて5.5インタタイプでも6万ほどしますし、7.85インチでは85000円くらいもしますので、以前から欲しいと思ってましたが価格に及び腰でした。しかし、ブラックアウトは怖いです。1か月くらい悩みましたが、思い切って購入に踏み切りました。今回は5.5インチタイプを選びました。iPad miniより小さくなりますが7.85は高価だし送信機合わせると900gにもなるので重いです。5.5インチだと600gくらいですのでiPad mini2の時と同じくらいです。


 CrystalSkyは-20度~+40度まで保証されているのでとても頼もしいです。画面の明るさは1000カンデラもの明るさがあり昼間でもフードなしでも大丈夫な明るさです、iPadなどタブレットは精々400~500カンデラです。

 androidでの専用設計なのでiOSとは違うのでちょっと戸惑います。ドローンアプリのDJI GO 4が最初から入っていて送信機に繋ぎ電源を入れると自動的に電源が入りアプリが立ち上がり接続してくれるので前準備も楽です。iOS版とは微妙に表示方法などが違うところがありますが操作は概ね同じです。相変わらず変な日本語がありますが(^_^;)

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側面にボタンがいくつかありますが電源や画面切り替え、詳細設定、カスタマイズ用ボタンが並んでます。反対側にはHDMI USB などが並びます。また下部側面にはmicro-SDスロットが2つあります。 内部にはファンが入ってるので放熱対策もばっちりです。送信機に取り付ける金具はサードパーティ製の市販品です。何種類かありますがPGYTECHの「P-GM-111」を使いました。

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モニターの裏側です、大きなバッテリーが外付けになってますので、ちょっと不格好で個人的には気に入らないですが、このバッテリーが低温に強い仕様になってるようです。1本でだいたい5~6時間はもちますので必要十分ですね。バッテリーのとなりの金具は取り付け用のアームを差し込む金具です。

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起動画面には専用モニタらしくDJI GOなど操作アプリが並びますが、ほかにインストールされているアプリはブラウザ(Google)など僅かです。Wi-Fi環境でアップデートやインタネット閲覧が出来ます。ほかに20個ほどandroidアプリをインストール登録出来るそうですが動作保証はされません。なにも入れない方がフライト操作環境は安定するようなことを他のレビューで見ましたがどのアプリが影響が出るのか入れてみないと分からないようです。内部メモリは16GBあります。

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Full HD表示が出来るので文字も綺麗に表示されますが、ドローンなどからの伝送画像はHDのみです。その動画を使ってDJI GO 4付属の編集アプリで簡易的な動画編集も出来ますが、iOS版と比べると使いづらいです。


直射日光下での視認性はやはり良いですね。iPadやiPhoneではこんなに明るくは見えません。上の写真が順光時、下の写真が逆光時です。

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 低温環境で実際にドローンを飛ばしてみましたが、iPadの時みたいに事前に温めなくてもそのまま使えるのには感激でしたね。この時の気温は0度くらいでした。寒い時はドローンのバッテリーは温めておかないとだめですが、iPadの保温から解放されるのは助かります。

 もっと低温の環境でも試してみたいですがおそらく大丈夫でしょう。ちょっと価格が難ですが、安全第一ですから必要な投資かな。


 DJI製品はすべてそうですが、日本製品みたいに必要な器具が一式入ってないことが多くこのCrystalSkyもなんと充電器が入ってません! 充電ハブは入ってるのに中途半端です。要するにモニタは付属品なのでドローンなど本体に入ってる充電器をつかってくれというスタンスですが、対象にしているのはインスパイアーやPhantomなど上位機種ばかりです。なのにMAVIC 2や Airには対応しているのにその充電器は直接使えません。そこでAmazonでみつけたMAVIC 2用の充電器に接続する変換ケーブルを購入して充電の問題は解決です。もちろんMAVIV 2はもってませんので充電器は購入しました(^_^;) 


なんやかんだで65000円くらい掛かりましたが、先にも述べたように安全面では必要な投資でした。と自分に言い聞かせての購入でした(^_^;)



追記。 

 飛行記録は同じアカウントで同期できるはずなのですが、どうも不安定で失敗することがあります。地図も何故か表示されませんからどこをどう飛行したのかわかりません。しかし逆にiOS版の方で同期させると表示出来るので確認は出来るのですが、ちょっと不便です。使われている地図も英語表記ですし、いろいろ使い勝手が悪い部分が見えてきましたね。日本メーカーならこんな中途半端なことにはならないでしょうけど・・・。


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2018尾瀬空撮動画一覧 [ドローン・空撮]

 2018年は尾瀬で本格的にドローンによる空撮を始めました。残雪の頃から新雪の頃まで入山する度に飛ばして季節を通して撮影することが出来ました。その昔にはヘリや小型航空機でしか撮ることが出来なかった空撮が手軽に出来るのですからドローンは素晴らしいアイテムです。ただ管理団体からの許可が必要であったりしてちょっと面倒なところはありますが、カメラマンなら誰しも憧れる空からの撮影が出来るのですから面倒な手続きをしてでも取る価値はあります。

 地上からの撮影よりアングルは自由度が高いですが、そのぶん迷うこともしばしばでした、未だにどの高さが適切なのかよく分かりません。それでもお気に入りの構図はいくつか出来ましたので今年もいろいろ試してみたいですし、もっと目的をもって飛ばしてみたいです。

 沢山撮影して毎回動画をYouTubeに公開しましたがそれらを一覧にしてみました。

※ドローンの撮影には、国交省の全国包括許可取得、会津森林管理署南会津支署の許可、東京パワーテクノロジー/尾瀬林業への連絡調整、環境省など関係各所への連絡確認を済ませての撮影となっています。

【機材: ドローン/DJI MAVIC Air  挿入動画・写真/PENTAX K-5IIs  Nikon W300】

↓↓ 残雪の尾瀬ヶ原 空遊  2018.4.21-22


↓↓ 残雪の尾瀬沼 空遊  2018.4.21-22



★続きは下記をクリックしてください。 

 注:数が多いので動画の画面読み込みに時間間が掛かります。

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