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レナード彗星 [天体写真・電子観望]

12月30日撮影。

 自宅近くでは綺麗に撮れないので高尾山にレナード彗星を撮影しにいってきました。なんとこの2週間で3回目の高尾山です。でもここまでくると星空もよくなるのでこういうときは最後の砦な感じです。

 この彗星は2度と太陽系には戻ってこないので見納めですし明るく尾をひく彗星は滅多に来ないので撮っておきたい気持ちになります。

 今回はついでに他の天体も撮影してみました。

【機材:SONY α6600/PENTAX M200mmF4/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】

【1枚目以外はナノトラッカーで自動追尾】 ※1枚目以外はクリックで少し大きい画像になります。

↓↓ この日は水星と金星の接近がありました、水星は常に太陽に近いのでなかなか見ることが出来ませんが年に数回大きく離れて見ることが出来ます。 画面下の雲の中には富士山があったのですが見えなくて残念です。

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↓↓ レナード彗星です。前回の時よりいくぶん尾が薄くなったようです。【露出15秒 ISO1600】

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↓↓ こちらは8枚をコンポジットしてトリミングしたものです。尾がはっきりしました。【露出15秒×8枚 ISO1600】

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↓↓ 道志山塊の稜線に沈み行くレナード彗星。このあと1月3日に太陽に一番近づきますが、日本からは見づらくなってしまいます、その後は太陽系を離れて永遠の旅に出ます。【露出15秒 ISO1600】

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↓↓ おうし座にある「すばる」です。3等星ほどの星のあつまりで散開星団といいます。ちょっと見づらいですが星の回りに碧いモヤモヤがあり星が生まれる物質の集まりだそうです。【露出10秒×9枚 ISO1600】

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↓↓ こちらはアンドロメダ座にある「アンドロメダ銀河」です。我々のいる銀河系とよく似た形をしているといわれています。【露出30秒×6枚 ISO1600】

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いよいよ今年も終わりですね。今年は尾瀬にも4回しか行けなかったり2年連続でコロナの影響をもろにうけてしまいました。さらに帯状疱疹(痛みは年越しです)を煩ったりして思うように出かけられなくていまいちな感じの1年でした。来年は普通に行動できるようになって欲しいです。


良いお年をお迎えくださいm(_ _)m


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レナード彗星&ダイヤモンド富士擬き [天体写真・電子観望]

2021年12月27日撮影。

 接近しているレナード彗星がバーストを起こして予想より明るくなり尾もかなり伸びているとのことで話題になってますが日本からは低空で条件が悪く光害地では余計に撮影が難しいです。写るには写りますが・・・ ということで少しでも条件の良い高尾山に行って来ました。ここから西側は比較的光害の影響は少ないです。

 予想どおり、数秒の露出でも尾が写りました。コンポジットという方法で加算合成するとさらにはっきりと尾が分かります。久しぶりに彗星らしい彗星を撮影出来たなと言う感じです。日本から見れるのは今月いっぱいで残り僅かです。

 高尾山からはかなりズレたもののダイヤモンド富士に近いのがみれるので撮影してみましたが強い風で雪煙が棚引いて山頂に太陽が接するのは見れませんでした。

【機材:SONY α6600/PENTAX M200mmF4/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】

※彗星はナノトラッカーで自動ガイド。 撮影後にステライメージでコンポジット(2枚目のみ)。

↓↓ レナード彗星。尾がはっきり見えますね。換算300㎜から500㎜程度にトリミングしてます。露出8秒 ISO800

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↓↓ こちらは露出15秒を4枚コンポジットして調整をかけたもので、さらに尾がはっきりしました。少し赤っぽいのは1枚目より低空に下がった影響です。

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↓↓ 高尾山山頂から見て道志山塊の稜線に沈んで行きました。

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↓↓ 順番は前後しますが。ダイヤモンド富士です。うまく山頂に乗ってるようには見えますが・・・。

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↓↓ 望遠で撮ると巻き上がった雪煙が棚引いて太陽がマフラーを巻いてるようです。

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↓↓ 山頂からはかなりズレて沈んで行きます。

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↓↓ 富士山には沈みましたが平野の方はちょうど夕陽が照る時間帯ですね。都心のビルや東京タワーが赤く染まってました。

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↓↓ 湘南方面です。相模湾の向こうに三浦半島、その向こうの山は房総半島です。

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↓↓ 再び富士山、雪煙がもうもうと舞い上がってました。

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太陽が完全に日没した時間です最後の光が綺麗です。

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↓↓ ビーナスの帯は微妙でした。低空に薄い雲があるようです。

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↓↓ 街の夜景とちょっとわかりにくいですが昇るオリオン座。

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レナード彗星 [天体写真・電子観望]

2021年12月18日/19日撮影。

 18日のダイヤモンド富士では接近中のレナード彗星の撮影も兼ねていました。ちょうど富士山方向に見えるのですが低空で都内ではなかなか難しいです。高尾山なら低空まで見えて交通の便もよいのでちょうどいいですしかもこの方向は光害も少ないです。ただこの日は大きな月明かりがありましたが、撮影することは出来ました。やはり市街地で撮るより綺麗に写せます。できたらもう少し明るく立派な尾が出れば最高ですが、最近はそういう大彗星は来てくれません。また翌日は自宅近くでも撮影出来ました。12日にバーストしてかなり明るくなりそれが維持されているので予想より良く見えています。

【機材:SONY α6600/【彗星】PENTAX SMC M200mmf4→F4  ナノトラッカーで自動ガイド】

※彗星の写真はもう一段大きくなるのでクリックしてみてください。

↓↓ まずは18日です。金星がかなり下がって富士山の横に綺麗でした。このとき彗星は富士山の左側にいたのですが薄雲が湧いて写せませんでした。【タムロン 18-300mm】

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↓↓ 完全な日没後に低空に薄雲が湧いてきましたがはっきりと彗星が写りました。双眼鏡ではわからなかったです。わずかに尾が見えますね。

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↓↓ 大きくトリミングすると明るい核とうっすらと尾が見えます。

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↓↓ 翌日19日も高尾山狙ってましたが、帰りがおそくなるので自重して近くの一もの公園です。ここからはいちおう富士山も見えるのですが木々が邪魔で冬枯れの時期限定です。右下の木の向こうにシルエットが見えてます。【iPhone8】

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↓↓ 光害と薄明の中ですがこちらでもしっかり映りました。さすがに尾は微妙ですが・・・ 

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↓↓ 拡大すると、微妙に尾が見えるような・・・。

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今月いっぱいは見えますがやはり低空は変わりなくなかなか難しいですが、天気のいい時にあと1回くらいは撮影したいです。


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ダイヤモンド富士【動画を追加】 [高尾山/奥多摩界隈]

2021年12月18日撮影。

 帯状疱疹後神経痛が治らないまま年越ししそうですが、我慢できないほどでもないので思い切って高尾山に出かけてきました。目的は毎年恒例のダイヤモンド富士です。毎年冬至を境に前後数日見られる現象です。別の目的もあったので一緒に撮影しようと向かいました。コロナもおさまり人は多め。

 寒気による北風も静かになりほぼ無風、朝からド快晴で富士山もすっきり見えていて期待が持てます。午後16時過ぎると太陽はギラギラと富士山山頂に近づき、16時9分ころに山頂に接触。急速に山頂に沈んでゆきました。まったく雲や吹き飛ぶ雪煙の邪魔もなく稀に見る爽快なダイヤモンド富士でした。

 その後は、暗くなるまで撮影しながら待って2つ目の目的のレナード彗星を撮影しました、その写真はまたのちほど。

【機材:SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD

↓↓ この冬一番の寒気が入り空気もすっきりで江ノ島もよく見えていました。

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↓↓ 高尾山ではまだ点々と紅葉が残っていました。

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↓↓ 日陰にはシモバシラが出来ていました。まだ少ないようですがこれから本番です。

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↓↓ 山頂からの富士山も雲一つなくすっきりです。雪煙も少ないようです。

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↓↓ 待つこと1時間あまり、いよいよ太陽が富士山に近づきカメラマンやギャラリーがざわめき始めます。今回はノーフィルターです。

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↓↓ 山頂に近づくと太陽の熱で溶けあがったように雪煙が太陽に吸い寄せられるようです。

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↓↓ そして16時9分ころ山頂に太陽の端が接続したと思われます。22日の冬至の日はこの瞬間が山頂のど真ん中になります。

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↓↓ 半分くらい沈みました。やはりまだ少しズレてますね。高尾山からのダイヤモンドは太陽の見た目の直径と富士山山頂の幅がほぼ同じと言う奇跡の場所と言うことでも有名です。

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↓↓ ぐんぐん沈みます・・・

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↓↓ 完全に沈み、最後にキランッと光りました?

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↓↓ 沈んだ後、ジューというように雪煙が舞い上がります。

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↓↓ 完全に沈んでシルエットです。

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↓↓ 同時に東の空では美しい現象が始まっていました。ビーナスの帯です。 昼と夜の境目に出るピンク色の帯の事を差しますが、れっきとした天文現象です。冬の澄んだ夕空にははっきりと表れます。

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↓↓ 江ノ島方面は夕焼け色。

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↓↓ 満月間近の月が昇ってきました。 鉄塔の上はカラスです。

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↓↓ そして、すっかり薄暗くなると西空はトワイライト。美しい時間帯です。

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↓↓ すっかり暗くなると星たちが見えてきます。 富士山のそばのは金星です。

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↓↓ 月明かりで浮かぶ富士山、そののふもとに沈もうとする金星と相模湖ピクニックランドの夜景。

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↓↓ 下山道では恒例の夜景を撮影しました。 こちらは横浜方面です。奥にランドマークタワーが見えます。

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↓↓ 都心方面、ビル群の向こうに東京スカイツリー。ちょっと右のとがったのは新宿のdocomoビルです。

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↓↓ 下山中に赤いライトで観察している人たちがいました。声をかけるとハクビシンがいるとのことでiso12800で撮影。何とか特徴的な白い鼻筋がわかりますね。ピントがなかなかこなくて大変・・・ 本命はムササビだそうです。

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↓↓ 人の気配に動じもせず何か食べ物を探しているようでした。

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↓↓ ダイヤモンド富士と前後含めて動画と写真で編集してみました。1分ちょっとの短い動画です。




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ご近所散策 [散歩/旅]

2021年12月5日撮影。

 帯状疱疹は後遺症が残り痛みが長引いていてストレス溜まりっぱなしですが、痛みがあると遠くへ出かけるのも億劫になりがちで悪循環です・・・。とはいえ運動不足は良くないので自宅近くをぐるっと散策して残りの秋を見てきました。いよいよ紅葉も終盤という感でした。新調した高倍率ズームレンズのおかげで野鳥も簡単に撮影出来るので撮影の幅が出るのでとても良いです。

【機材:SONY α6600/TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD】

↓↓ 出かけた時間が遅かったので陽も傾いてましたが、そのぶん紅葉の色合いが増した感じです。

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↓↓ 自然林を模した小さな公園の一角のモミジが見事でした。

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↓↓ 池に映った紅葉と落ち葉のせめぎ合い?

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↓↓ 山茶花と紅葉。山茶花はあちこちで満開でした。

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↓↓ キラキラ黄葉。

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↓↓ クヌギやコナラも植えられてますが、枝うちしてしまってるのでイマイチです・・・。

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↓↓ 落ち葉の林床。

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↓↓ 寒くなると小さな公園にも野鳥が集まってきます。 メジロは花盛りのサザンカの蜜を求めてやってきてました。

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↓↓ コゲラ

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↓↓ シジュウカラ

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↓↓ 柿の実を食べてるムクドリ。

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↓↓ 小さな池に現れたアオサギ。 小魚やザリガニはいるのでそれを狙ってるようです。

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↓↓ オナガ。ペアかな?

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↓↓ 上の写真の個体とは違いますがアンテナにいたオナガのうちの1羽が飛翔した瞬間。

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↓↓ アパート近くに飼われている猫さん。ずぶん昔から居て顔を合わすこともあるので覚えていてくれてるようで近づくと寄ってきてくれます。たぶんそこそこの高齢猫です。

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↓↓ 夕焼けの富士山が見たかったので久しぶりに三鷹の跨線橋に行きましたが富士山の方向はいやらしく雲がかかり見えませんでしたが、ビーナスの帯が見れました。ピンク色の上部が昼間、下が夜で、これはちゃんとした天文現象のひとつです。

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↓↓ 跨線橋からの夕景。富士山は見えず・・・ まだ時間が早いので待機電車は僅かでした。

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本来ならヤマセミ撮影で渓流に行く時期ですが、冷えると患部が余計に痛むので、ちょっと躊躇しています。まあここ数年は非常に出が悪いので見れる可能性は低いのですけど気にはなります・・・


また、久しぶりの肉眼彗星が来ているのですが、これももうすこし夜空の暗いところに遠征しないと綺麗には撮影は難しそうです。


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