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ふたご座流星群 [天体写真・電子観望]

 12月13~14日はふたご座流星群の極大日です。今年は月明かりも無く最高の条件で、夜空の暗いところに遠征予定でしたが、夜中は曇りで強風になるということで諦めて自宅近くの公園で5時間ほど撮影しました。光害があるので思うようには見ることが叶いませんが、それでも明るい目の流星が20個くらいは数えたかと思います。写真は長時間露出だと白く被るので4~5秒くらいの露出でインターバル撮影をしてカメラ2台で撮りも撮ったり4800枚。全てjpegですが膨大な枚数になりました、しかし映っていたのは僅か11枚でした。効率悪いですね。そんな中でも明るい目の流星が映ってるのをアップします。

【機材:PENTAX K-5IIs+DA14mmF2.8/Nikon D500+SIGMA 17-70mmF2.8-4 DC MACRO【C】】

↓↓ 150枚を比較明合成した日周運動です。 ちなみに流星は映ってません。

北天a.jpg

↓↓ オリオン座の近くに飛んだ流星。肉眼では明るいと思いましたが写真では小さく暗いです。

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↓↓ 左下にカシオペア座があます。

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↓↓ こちらも同じ方向ですが、こちらの方が明るく大きな流星でした。

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↓↓ 映っていた中ではこれが一番明るいようですね。でもこれは肉眼では見てない流星です。寝転んでみてましたが死角があるのでそうう方向にもカメラを向けておくとあとでチェックする楽しみがあります。(^_^;)

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夏休み自由研究シリーズ 「3大惑星」 [天体写真・電子観望]

 ただいま夜には明るい惑星が3つ見えています。南の方にはひときわ明るいのが木星、となりに土星。東の空には赤く光るのが火星です。とくに火星は2年2ヶ月ぶりに地球に大接近している最中で10月6日が最大接近となります。望遠鏡による惑星観察の好機ですが、まともな望遠鏡を持ってませんので超望遠レンズで撮影してみましたら何と写ってしまったのでちょっとびっくりです(^_^;)

【機材:Nikon D500/SIGMA 150-600mmF5-6.3 DG OS HSM×1.4倍テレコン×1.3倍クロップ】

※35㎜換算で1638㎜になります。

※いづれも等倍切り出し。

↓↓ 木星です。縞模様もはっきりと写りました。また衛星も写ってます。 衛星を出すために木星は少し露出オーバーになってます。

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↓↓ 土星です。輪っかまではっきりと見えてましてこれはビックリでした。

DSC_8357s.jpg

↓↓ そして火星です。 この方向だけ大気の揺らぎが大きいようで難しいです。微妙に黒い模様がでているようにも見えますが、目立つ特徴がないのでこれ以上は無理そうです。冬の空ならもっと綺麗かも?

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ビーナスと三日月 [天体写真・電子観望]

 2月1日、早朝に東の空で月齢26の三日月と金星が接近して美しい光景でした。少し早起きして撮影してみました。 金星はマイナス4等星で三日月に負けず劣らずの輝きでした。その右には木星、さらにさそり座のアントレスも並んで見えていました。もう少し低いところには土星もありましたが建物で見えなかったです。

【機材: K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 APO DG OS HSM】

↓↓ 三日月、金星、木星と並んでいます。少し露出をかけているのて月の暗い部分もうっすらと見えています。こういうのを地球照といいます。太陽の光が地球に反射して月面を浮かび上がらせているわけです。

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↓↓ もう少しズームして撮影してみました。35㎜換算で700㎜くらいです。

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↓↓ 撮ってるうちに白み初めて来ました。 右の方に赤っぽいアンタレスも入れて撮影してみました。

IMGP7291a.jpg 

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金星と木星 [天体写真・電子観望]

 1月23日早朝、明けの明星、金星と木星が接近するということで早起きして撮影してみました。夜空の暗いところならもっと輝くのでしょうけどそれでも東の空に目立っていました。 この日の明るさは金星が-4等星、木星が-2等星です。すぐ近くにはさそり座のアンタレス(1等星)も見えていました。

【機材: PENTAX K-5IIs /SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM】

↓↓ 左下に冬の花、山茶花を入れて撮って見ました。 (露出 0.3秒 ISO1600)

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↓↓ 換算600㎜くらいで撮影。 木星を拡大すると辛うじて衛星が映ってました。 (露出 1/15秒 ISO3200) ※クリックすると大きい写真で見られます。

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部分日食 [天体写真・電子観望]

 今日は3年ぶりの部分日食が全国で見ることが出来ました。この日食は北極圏で最大となる部分食です。 天気がどうかと心配しましたが、途中で雲が広がったりしましたが前半と最大食の時間は見ることが出来たので良かったです。

 東京では午前8時43分頃に始まり、最大は10時5分頃、終わりは11時38分でした。自宅近くの武蔵野中央公園で撮影しましたが、他にも数人の方がカメラを構えていました。

 5分置きに撮りましたが、途中を抜粋して時系列で掲載します。

【機材: K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 APO DG OS HSM/アストロソーラーフィルター使用】

↓↓ 換算800㎜相当にトリミングしてあります。途中で雲が通ったりして露出が大変でした。しかも最初の頃は何故かピンが合って無くてしくじりました。まあそれでも全体を通して撮れたので良かったです。

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↓↓ 東京の欠け率が最大の頃です。

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↓↓ 雲の中でしたが、部分食が終わりました。

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↓↓ 小さな穴を開けて光を通すと欠けた太陽が映ります。2019.1.6と書いてあります。

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↓↓ パラパラまんが風に繋げた動画です。欠けていく様子がわかります。 動画の画面比率をちょっと失敗して歪になってますのでご了承ください。



今年はもう一度12月26日に部分日食が見られます。欠け具合は東京ではほぼ同じくらいですが南に行くほど大きく欠けます。各地で最大食まで見えますが欠けたまま日没になります。 欠けたまま沈むので地上風景と一緒に面白い写真が撮れそうです。

特に関東南部ではダイヤモンド富士が見られる時期です、うまくすれば欠けた太陽のダイヤモンド富士を見ることが出来るかもしれません。 ただししっかりとした減光フィルターを使わないと危険です。



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ふたご座流星群とウィルタネン彗星 【写真/動画追加】 [天体写真・電子観望]

 2018年のふたご座流星群は、月明かりも無く最良の条件、しかも次の日は休みと言うことで遠征して見ることにしました。選んだのは山中湖の北岸でした。現地では日付が変わる頃には晴れてくるという予報でしたが、遅れてしまい広角レンズで撮影出来るくらいに晴れてきたのは2時過ぎ・・・ ちょっとピークを過ぎてしまいしましたが、けっこう沢山の流星を見ることが出来ました。さすがに暗い夜空は暗い流星まで見えるので嬉しくなります。

 また、接近中のウィルタネン彗星もガイド撮影することが出来ました。尾はありませんが綺麗な青緑色の彗星です。

【機材: K-5IIs DA14mm F2.8 SIGMA 17-70㎜F2.8-4 DC MACRO HSM M200mmF4/ナノトラッカー】

↓↓ 山中湖の湖畔から闇夜に浮かぶ富士山を入れて狙いました。明るい目の流星が映りました。

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↓↓ 最初は雲が多くて、それでも雲の隙間に沢山流れていたのが判りました。 【ガイド撮影】

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↓↓ 一番明るかった流星です。 【ガイド撮影】

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↓↓ 上の写真の方向で150枚中7枚映っていた流星を全て合成するとふたご座から放射状に飛ぶ様子がよく分かります。

ふたご座合成2a.jpg

↓↓ 冬の明るい星座の中を流れる流星は絵になります。 【ガイド撮影】

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↓↓ 右にすばるが映ってますが、その左下にはウィルタネン彗星が見えます。流星とのコラボです。 

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↓↓ 富士山の山頂に沈むおおいぬ座のシリウス。

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↓↓ ウィルタネン彗星です。 換算300㎜でも大きく映ります。 【ガイド撮影】

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↓↓ オリオン座からおうし座、そして彗星。

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↓↓ ウィルタネン彗星とすばる。

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↓↓ オリオン座のM42と馬頭星雲

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↓↓ バラ星雲。

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↓↓ 1枚目の写真のアングルでのインターバル撮影したものをタイムラプスにしてみました。


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ウィルタネン彗星(46P) [天体写真・電子観望]

 地球に接近中で3等星台になると期待されているウィルタネン彗星をやっと捉えました。といっても武蔵野市の光害だらけの中ですのではっきりとは映りませんでした。現在4等星くらいだそうですが双眼鏡でも判らず、50㎜レンズで場所を確認して中央に寄せ、200㎜レンズに変えてから本撮影でした。空の暗いところならたぶん明るい星を頼りに導入すれば比較的簡単に映せると思いますが、今回は苦労しました。 これから明るい冬の星立ちの中を通過していくので見つけやすくはなります。 

【機材: K-5IIs M200mmF4】

※共通データ F4 ISO1600 露出4秒 ナノトラッカーにて自動ガイド

↓↓ 晴れてましたが透明度はイマイチでしたが何とか映りました。矢印の先のぼんやりしたやつです。

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↓↓ もう少し拡大トリミングすると判りやすいかな。

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↓↓ こちらは、おうし座の「すばる」です。

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皆既月食 [天体写真・電子観望]

 1月31日は3年4ヶ月ぶりの皆既月食でした。当初の予報では曇り空で雲の合間に見えればいい方だとデレビでも言ってたのですが、予想に反して雲がきれて晴れ間に入って皆既中くらいまではスッキリと見ることが出来ました。その後は急速に雲ってしまいましたが、久しぶりに素晴らしい皆既月食を堪能しました。今回は皆既が長いのでじっくりと赤銅色の浮かぶ様子を見ることが出来ました。

 曇りになると言うことで、ガイド撮影は諦めてしまったのですが、それでも3台のカメラを駆使して撮影したのでご覧くださいまし。

【機材 K-5IIs SIGMA 50-500mmF4.5-6.3 APO DG OS HSM/K-7 DA14mm F2.8/Nikon W300】

↓↓ おおよそ5分置きに撮影しましたうちの一部を掲載です。 基本的な露出を出してそれを基準に多段階露出で5枚づつ撮影した中から選別してあります。 まずは、半影食の1枚です。

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↓↓ 20時48分部分食の始まり。

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↓↓ 21時51分。 皆既食の始まり。 

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↓↓ 22時30分。 皆既食の最大です。今回は地球の本影の真ん中近くを通過したので赤銅色が一様に広がっている様子が分かります。また肉眼ではかなり暗く見えました。

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↓↓ 23時8分。皆既食が終了です。始まりとは反対側から影が抜けて行きます。

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↓↓ そして、次第に元に戻ってゆきますが、途中から雲が広がってきて、最後の方は形も判らなかったので割愛しました。

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↓↓ 5分ごとに撮影した物をGIFアニメにしてみました。ガイド撮影してないのでカクカク動いてますが、欠けてゆく様子は分かるかと思います。 ※再度再生する場合はInternet explorerでは「右クリック」で出てくる「最新の情報に更新」など、再度画面の読み込みしてください。

20180131皆既月食アニメ.gif

↓↓ 望遠レンズの拡大撮影と同じタイミングで1枚ずつ撮影したのを比較明合成して並べました。皆既月食の課程がよくわかりますが、途中、撮り忘れて1個抜けてしまいました(^-^;) さらに何故か綺麗に並んでません。 アングルミスって最後の方は画角から外れてしまいましたが、雲ってしまったので問題無しかな? 

20180131皆既月食課程a.jpg

↓↓ 皆既中にコンデジで記念撮影です。

Dscn8057a.jpg


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ふたご座流星群 [天体写真・電子観望]

 12月14日は例年、ふたご座流星群の極大日です。今年は14日の午後15~16時ころに極大時刻を迎えるということでその前後の夜によく見えるという予想でした。天気の関係もあり、13日夜半から14日の未明に掛けて極寒の中を4時間余り、近くの公園で観望と撮影をしてみました。

 大光害の公園ですので露出はISO640~800で10秒程度が限界でしたが、インターバルで撮影。2台のカメラを駆使して撮りも撮ったり1500枚!! しかし、流星が映っていたのはたったの5枚という散々な結果・・・ 肉眼では40個くらいみましたので1時間10個くらいですから光害のなかであってもまずまずの数ですね。 

 比較的明るいのを3枚と暗いのを1枚、4枚アップしてみます。

【機材: K-5IIs DA14mm F2.8/K-7 SIGMA 17-70㎜F2.8-4.5 MACRO】 ※クリックすると拡大表示します。

↓↓ 13日午後22時36分ころの流星。 小さいのでトリミングしました。 ちょうどおうし座のあたりでヒアデスとプレアデスが映ってます。

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↓↓ 14日午前1時23分ころの流星。 この方向は沢山映しましたが、明るいのはこれだけです、しかも端っこなのが惜しいです。狙いはオリオン座の横にスッと流れるのが欲しいのですが・・・

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↓↓ 14日午前0時23分ころ。 これが今回見たのでは一番明るくて長かったですが、画面からはみ出してしまいました。 前後のカットを50枚ほど絡めて比較明合成してあります。 真ん中下にカシオペア、右に北極星があります。

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↓↓ 14日午前1時26分ころ。 こちらもなかなか明るい流星でしたが、速いと映りにくいです。

Imgp7659a.jpg

↓↓ おまけです。 北天の写真カットを50枚比較明合成してあります。 北極星と北斗七星が映ってます。

合成2a.jpg


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